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正しい文法で作成する

正しい文法で作成するとは、なるべく仕様書どおりのWebページを作ることですが……

メリット

ブラウザにあわせて作り直す必要がないのが最大のメリットだと思います。
正しくマークアップされたWebページというのは、多くのブラウザ、デバイスで問題なく表示させることができます。ブラウザがバージョンアップしました、新しいブラウザの登場です、これからはスマートフォンの時代です!となっても、ほとんど影響を受けないので、一度作ってしまうと、とてもラクです。

正しい文法と完璧な文書は別物

文法的に正しいかどうかと文書として完璧であるかどうかとは別物です。
(X)HTMLは、論文書きも想定しているので、真面目にやれば品格があり信頼できるびしっとしたフォーマルなテキスト文を書かせようとします。
これを「正しい文法」と思えば、嫌になるのも当然ですね。例えば「FBIってよく映画に出てくるよね」と言うだけのために、FBIが略語かどうか、正式名称はなんだったっけ?と調べて、それを英語で書いて…なんてやっていたら、労力に見合いません。

正しい文法でとはそういう意味ではない。
タグで囲った部分は、ブラウザが表示を変えることが多く、そのため間違えて別の目的に使ってしまうことがあるということ。

見出し(h1〜h6)タグを文字を大きくしたり小さくしたりする目的で本文に使うとか、テキストをイタリック体にするために、引用ではない部分に引用タグ(q)を使うとか、文法が間違っていると言われるのはそういう時です。

バージョンの違いに注意

もうひとつは、(X)HTMLには多くのバージョンがあり、そのバージョンによって使用できるタグが微妙に違います。そのバージョンで使えないタグを使う———これも、文法的に間違っており、ブラウザが変わると表示に失敗するリスクが高くなります。

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最終更新日:2011年9月24日
楠 尚巳