IE5.5対策(CSS)【お役目終了】
Internet Explorer5.5は今でも利用しているユーザが多いブラウザです。スタイルシートをよくサポートしており、モダンブラウザと呼んでも良いほどなのですが、いくつかの点で解釈が大きく異なっており、他のモダンブラウザとは区別されます。
スタイルシートを使っていると、場合によってはIE5.5のための指定と他のブラウザのための指定の両方が必要になることがあります。
以下は、IE5.5と他のモダンブラウザ、別々の指定を可能にする数々のWebデザイン書で紹介されている有名な手法です。IE5.5ための指定と他のブラウザのための指定との間に
voice-family: "\"}\"";voice-family:inherit;
この2行を追加します。IE5.5は理解できない[voice-family]にいきあたると、読むのを止めてしまいます。他のモダンブラウザはさらに先を読み、今度はその下にあるモダンブラウザのための数値に書き換えるわけです。
例えば、IE5.5と他のモダンブラウザの両方で、デフォルトよりひとまわり小さいサイズで表示させたい場合は、以下のようになります。(なぜ違うのかはフォントサイズの単位について参照)。
p {font-size: x-small; /* IE5のための指定 */voice-family: "\"}\"";
voice-family:inherit;
font-size: small; /* 他のブラウザのための指定 */
}
【補足】
voice-family: "\"}\"";の部分で、使用している機種やフォントによって円記号になったり、バックスラッシュになったりしますが、どちらも同じです。
円記号って?バックスラッシュって何?とわからない時は、Googleなどで調べてみて下さい。「記号の読み方 バックスラッシュ」等をキーワードに検索すれば多くのサイト(一覧表)がヒットすると思われます。
【memo】
現在はIE5.5に配慮して作成する必要はないです。既に役目を終えていますが残してあります。