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セキュリティの考え方

セキュリティとは

コンピュータのセキュリティとは、ハードウェア、ソフトウェア、データ(情報)の機密性、完全性、可用性を維持すること……ですが、要するに一般ユーザーにとっては、(自分の)インターネット環境とデバイス、そしてデータを守るために「どうしたらいいのか?」と考えることがセキュリティであり、そしてそのために実際にやることがセキュリティ対策です。

守るのは環境とデータと自分

セキュリティで守ろうとしているものは環境とデータです。

「環境」を守って、送りたいと思った時にメールを送る、使いたいと思ったときにパソコンを使う、日々、当たり前のことを当たり前にできる環境にする。

「データ」を守って、自分のデータを完全に自分の支配下に置く。公開したい情報は公開し、非公開にしたい情報は非公開、秘密の情報は秘密のままに、そして、削除したいモノは削除、変更したいモノは変更。自分のデータを常に自分がコントロールできる状態にする。

そして最後に「自分」を守って犯罪やトラブルに巻き込まれないようにする。

……こういう状態であるのは当たり前というか、こうでなくては使いものにならないわけですが、まったくそのとおりで、だからセキュリティ対策を怠ると、パソコンもインターネットも使いものにならなくなります。セキュリティ対策が必須と言われるのはこのためです。 セキュリティ対策とは何か特別なことをやろうとするものではなく、誰もが普通に望む、ごく当たり前の状態を維持するためにやるのがセキュリティ対策です。

セキュリティは結果がすべて

セキュリティに限って言えば、結果がすべてで、どんなにお金と時間をかけても、その方法で守ることができなければ、なにもかも無駄になってしまいます。
自分の環境とデータを自分の手で守るわけですから、自分の性格や使い方とも結構関係がある。セキュリティ情報を漁っていると「こうしたら良い」という提案が次々と出てくるわけですが、どっちが正しくて、どっちが間違っているかと考えるよりは、そのやり方が自分にあっているかどうか、無理なく毎日続けられるやり方かどうかで判断すると良いと思います。
時には「こんな面倒なことをやるくらいなら使わない」という究極の選択もあります。(それを解消するために技術は日々進歩するものなので、しばらく待つのもアリです)

どこまでサービスやソフトウェアに頼るか

各セキュリティソフトやセキュリティ関連のサービスは、自分自身が心安らかにインターネットを使える状態にするためにやるものだと考えてください。(イライラしていたらインターネット上の危険を見逃します)
大変だと感じたら潔くお金を出してラクをする、逆に金銭的に負担を感じたら別の手段にかえてみる。
そういった感じで日々柔軟に見直していくと良いと思います。

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更新日:2011年9月24日
楠 尚巳