拡張子がないファイルを開くときの考え方
Windowsは拡張子で開くべきファイルを判断しますので、拡張子がないと開けません。Macでも、Mac OS X 以降は、一部のアプリケーションのファイルに拡張子が必要になってきました。
ここでは、そんな拡張子のないファイルを開くときの考え方をまとめています。(拡張子がないファイルは、拡張子が「.dat」になるようです。理由を知らないので、いつもそうなるのかは知りませんが)
それはテキストかバイナリか
ファイルには、テキストファイルかバイナリファイルのどちらかしかありません。もし、それがテキストファイルであれば、テキストエディットやワードパッドなどのアプリケーションで開けば解決します。
問題はバイナリファイル(テキスト以外のファイルすべて)で、種類も拡張子の数も膨大です。ひとつひとつ試していたら日が暮れるので、予想もつかない時は、迷わず相手に何のファイルなのか聞くのが早いです。
なんのファイルなのか想像がつくとき
どんなファイルなのかわかっていいたり、想像がつく時は、相手に聞かずとも、自分で拡張子を付けてやれば解決します。例えば「ネコのミィちゃんの写真でーす」とでもあれば、考えられるのは .jpgです。「極窓」(Windows対応)のような拡張子を判別するソフトウェアを使うという手もあります。
ブラウザで開いてみる
Webサイトで扱うテキストや画像は、ブラウザがサポートしています。どのアプリケーションで開けばいいのかわからない時、手動でアプリケーションにブラウザを選択し、開いてみると一発で開けたりします。
.docなどのアプリケーションのファイル
Word(拡張子.doc、.docx)のようなアプリケーション形式のファイルは、同じアプリケーションソフトを持っていても、拡張子がついていても開けないことがあります。これはたいてい「新しいバージョンでは古いバージョンで作成されたファイルを開けるが古いバージョンでは新しいバージョンで作成されたファイルを開けない」というルールを持っているから。
解決するには、新しいバージョン側が古いバージョンに合わせてファイルを作成・保存してから渡します。
圧縮されたファイル
やっかいなのが圧縮されたファイルです。拡張子があればどんな形式で圧縮ファイルなのかの判断もでき、その方法で解凍してやればいいのですが、なければ、そもそも圧縮ファイルなのかそうではないのかの判断がつきません。テキストエディットやメモ帳でテキストとして開いてみます。隠されている文字からファイル形式がわかる時があります。
- 先頭に「PK」の文字がある(Zipで圧縮されたファイル)
- いずれかに「hl」の文字がある(LHAで圧縮されたファイル)
【memo】
他のOSとやりとりすることが多いMacユーザーなら、拡張子を表示させたほうが何かと便利です。というのもMacは拡張子なしでもファイルを開けてしまうため、拡張子がないことに気づかないことがあるから。
「Finder」を開き、メニューバーの[Finder]-[環境設定]で詳細タブを選択、【すべてのファイル名拡張子を表示】にチェックを入れれば拡張子が表示されます。
Windowsの場合↓
Windowsで拡張子を表示させる(Microsoft)
http://support.microsoft.com/kb/978449/ja