Mac Bookシリーズのバッテリー
現行Mac Bookシリーズにはリチウムイオンポリマーバッテリーが採用されています。適切に扱わないと劣化が加速するので注意。
リチウムイオンポリマー電池
充電と放電を繰り返し行える蓄電池の一種。
形はパックではなくシート状。(Mac Book Airの薄さはこのおかげ)リチウムイオン電池に比べて安全性が高いですが高価です。
今のMacBookシリーズは自分でバッテリー交換できないので、バッテリーを交換する時は、Appleストアなどの専門店で修理を依頼する必要があります。Mac Bookシリーズのリチウムイオンポリマーバッテリーの寿命は最長で5年のようです。(適切に扱って劣化させなければ)
参考リンク
Appleのノートブックコンピュータ(バッテリーに関する記述)
http://www.apple.com/jp/batteries/notebooks.html
【継ぎ足し充電OK】
リチウムイオン電池と同じく、継ぎ足し充電OKです。
【満充電、過放電を繰り返さない】
電源コードに繋いだままずーっと使ったりなど、100%の満充電状態が続くと電池の劣化を早めます。長持ちさせるには、80%以上の充電状態、20%以下放電状態で長時間使用することを避けること、充電20%から80%の間で使用するのが良いとされています。
Macのバッテリーの状態は、[アプリケーション]-[ユーティリティ]フォルダにある「システム情報」から確認できます。(項目【電源】のところで確認)「正常」→「通常」「まもなく交換」と変化していき、交換時がきたら「交換」と表示されます。
【長期保管の時は、充電50%で】
6ヶ月以上使わないときは、バッテリーを50%充電した状態で保管します。
【高温環境での充電禁止】
炎天下の車内、直接日光が当たるところで充電させない……いわゆる携帯電話や他のノートパソコンの説明にもある「高温の場所で使用、放置させない」です。(発火します)
【memo】
リチウムイオンポリマーバッテリーは、リチウムイオンバッテリーより安全ですが、それならリチウムイオンバッテリーは危険かというと、そうでもないです。発火しやすいのは事実ですが、携帯やノートパソコンのバッテリーには二重三重の安全機構が組み込まれていて安全に使用できるようになっています。(だから発火の恐れがあるバッテリーは異常とみなされ回収される)もちろん取扱説明書で禁止されていることはしないことが前提です。
ただ、他目的で使われているリチウムイオン電池やリチウムポリマー電池は、こうはいかないということはあると思います。携帯やパソコンのバッテリーは数が売れるので莫大な費用をかけて研究開発できる環境がありますが、他分野はそんなに恵まれていなかったしますし。安全に使えるかどうかは技術的な問題でしょうね。
リチウムイオンバッテリーに限らず、安全性について知りたいときは「パソコン、あるいは携帯で使われている」と限定して調べるのがコツです。他分野と比較することはできません。