デフラグは必要?不要?
Macは原則デフラグ不要
MacOS Xは、ファイルがいくつかに分割して保存されていた場合、ディスクの連続した空領域に再配置を行うためデフラグが不要です。なのでMacにはデフラグツールも付属していません。ただし、この「再配置」は20MB以下のファイルが対象です。そのため、大きなファイルを頻繁に扱いファイルが断片化したユーザーのために、デフラグツールが発売されています。(別途購入)
が、それもストレージデバイスの劣化を早めるリスクがあるということで「よほどのことななければ使わない」程度です。
SSDはデフラグ不要
SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)搭載のマシンも増えてきました。SSDは(MacだろうがWindowsだろうが)デフラグ不要となります。
Windows7はデフォルトでデフラグ機能がONになっています。(SSDを検知すると自働停止するので気にする必要ないでしょうが)OFFにしておいてもいいと思います。
【メモ:Windows7、Cドライブのデフラグ設定】
- [スタート]-[コンピューター]をクリック。
- ローカルディスクドライブ(C:)のアイコンを選択、右クリックして[プロパティ]をクリック。
- Cドライブのプロパティ画面が開くので、[ツール]タブをクリック。
- 最適化欄の「最適化する(D)」ボタンをクリック
[スケジュールの構成(S)]ボタンをクリック。(既にデフラグ停止させているときはこのボタンは[スケジュールの有効化(T)]になる) - 「ディスクデフラグツール:スケジュールの変更」画面が出る。
……そこでデフラグする日や時間などを変更できます。
停止させる時は、[スケジュールに従って実行する(奨励)(R)]のチェックをはずす。
変更したら最後に[OK]ボタンを押し、ウィンドウを閉じていって終了。
【メモ:SSDで必要なのはブロックレベルの最適化】
HDD(ハードディスク)と同じく、SSDも使うほど遅くなってきます。ただし、速度低下解消のために必要なのはデフラグではなく、ブロックレベルの最適化を行う「GC(ガベージコレクション)」です。
Macの場合、Mac OS X Lionより、TRIMコマンド(SSDの速度低下を防ぐ機能)対応になっていますから、デフラグの時と同じく特にユーザーが何かをする必要はない仕様になっています。
【メモ:空き容量について】
HDDやSSDは「常に2〜3割の空きを確保」します。めいっぱい使うと遅くなったり性能が低下します。(TRIMコマンド対応のMacでも空き容量が少なければ、速度低下します)